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人類がなぜ発展したのか-情報の伝達と蓄積-空白の10万年

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人間が進化したから?

10万年前の人と私たちの脳みそは基本的には変わりません。

だから、10万年前の人を連れてきて10年もこちらの環境で暮らせば難なく生活できるわけです。(難なくは言い過ぎかもしれませんが、生きていくだけならできると思います。)

 

空白の10万年

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私たちの祖先といえる現生人類ホモ・サピエンスがアフリカからアジア各地に進出したのが13万年前です。つまり、12万年もの間、ずっと狩猟生活をしていたことになります。ホモサピエンスこの空白の10万年について、本当に何の文明も起こらなかったのか、疑問を持つ研究者は多く、この間に古代核戦争を繰り返したのではないかという考えの根拠になっています。

 

空白の10万年という期間が我々、人類には存在します。

生物学上の人類が誕生したのは25万年前ぐらい前に誕生しました。

生物上の能力は今の我々と変わらないのです。

この期間は我々と同等の知能を持つにもかかわらず何も技術的発展が起こらなかった期間のことです。

 ではなぜ何も起こらなかったのか?

情報を蓄積、伝達ができなかったからです。

逆に今の数十年で何故こんなにも科学技術が発展したのかは情報を蓄積し伝達することができるようになったからです。

言語を使えるようになったのが5千年前ほどと言われています。

これが人類にとって非常に大きな発明、発見であったのです。

そして、パピルスやカメの甲羅、粘土版、石などに文字を書いて情報を残していったわけです。

そこから長らく紙が使われてたわけですが、近年インターネットが普及し、全世界を高速で情報が飛び回り、蓄えることができるようになりました。

そこから人類は急速な発展を遂げていきます。

昔の情報伝達には狼煙が使われていました。

狼煙が上がれば敵が来たと言う共通のプロトコルがあり、光るか光らないかの情報しか持っていません。

ちなみにこれはコンピューターでも同じです。0か1で情報を処理していますから。

しかしその情報量が桁外れに違います。

我々はデバイスさえ持っていればこのインターネットという巨大なデータベースを使用することができます。

だれでも、どこでも扱うことができる最強の情報伝達スキルを身につけた人類はもう止まりません。

ムーアの法則のように指数関数的に知識が蓄積され、ある特異点に達するのです。

シンギュラリティですね。

2045年に訪れると言われています。

人類が最後に発明するのも時期になります。

ある種ここが人類の一つの到達点になります。

その後人類はどうなってしまうのか。

それはだれにもわかりません…

人類がなぜここまで発展したのかは一重に情報の伝達と蓄積が高度に行えるようになったからと言えます。

今後は量子コンピュータの登場でさらに巨大な情報のやり取りが可能となるので、世界は大きく変わることになります。

アレクサンドリア図書館

紀元前300年頃、プトレマイオス朝ファラオプトレマイオス1世によってエジプトアレクサンドリアに建てられた図書館

世界中の文献を収集することを目的として建設され、古代最大にして最高の図書館とも、最古の学術の殿堂とも言われている。図書館は多くの思想家や作家の著作、学術書を所蔵した。綴じ本が一般的でなかった当時、所蔵文献はパピルスの巻物であり、蔵書は巻子本にしておよそ70万巻にものぼったとされる。アルキメデスエウクレイデスら世界各地から優秀な学者が集まった一大学術機関でもある。薬草園が併設されていた。

アレクサンドリア図書館」の喪失

その後、虫害や火災によって図書館の莫大な蔵書のほとんどは、併設されていた薬草園共々灰燼に帰した。そして後世の略奪や侵略による度重なる破壊で、建物自体も失われた。 アレクサンドリア図書館が火災に遭った原因については諸説がある。

プトレマイオス朝末期のユリウス・カエサルの侵攻時(ナイルの戦い (紀元前47年))、港の艦隊の火災が延焼して焼失したと考えられるが、その後ローマ帝国の下で復興した。270年代のアウレリアヌス帝時にも内戦による被害を受けている。

しかし最悪の打撃は4世紀末以降のキリスト教徒による継続的な攻撃である。5世紀には当時のキリスト教大司教の使嗾のもとにヒュパティアの虐殺(415年)などを繰り返し、大図書館やムセイオンをも破壊した。

 

一説にはこのアレクサンドリア図書館が消失してしまったことにより人類の発展が200年遅れたとも言われています。

インターネットとは図書館のようなもので、超巨大なデータベースなのです。アレクサンドリア図書館の消失が人類の発展に大きく影響を与えたことを考えたも、人類がここまで発展したのはインターネットによって、情報の伝達と蓄積をワールドワイドにまた、半永久的に保存することができるようになったからに他なりません。

しかも、すべての人が無料でどこでもアクセスすることが可能になったわけですから、人類の発展が急速に進むのもうなずけます。

今後の人類

想像もつきませんが、今の社会構造は大きく変わります。

我々は体を捨てる可能性もあります。情報生命体のようになる可能性も0ではありませんね。

そうでなくとも、より情報伝達の精度もスピードも量も向上していくことでしょう。

我々の脳が直接インターネットにつながり、人類全体で思考するということも考えられます。

ここまでくるとSFの世界といった感じがしますが、100年もかからないうちにかなりの変化が起こるでしょう。

そうなってくると人は人というより神に近い存在になっているかもしれませんね。

50年後。私とあなたは繋がっているかもしれませんよ?

 

 

 

 

 

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