休んでる暇なんてなくってよ〜お嬢様部〜歴史
ξ*^^)ξオホホ
ウホホ(´癶ω癶`)
さぁ、休まずに行きますわよ。
一週間ぐらいブログの更新をサボってしまいましたが、まだまだ、ビギナーを脱していないですので、ブログ更新しますわよ。
え?なぜこんな口調なのかですって?
うふふ、それは秘密ですわよ。
あら、いけない。お嬢様部の説明をするのを忘れていましたわぞ。
お嬢様部とは?
2ちゃんねるの「なんでも実況(ジュピター)板」(なんJ板)の定番スレのひとつ。
もともとは2011年の日本シリーズ第3戦の際に「ここだけお嬢様しかいない実況スレ」が立ったことがきっかけ。2012年夏ごろから定番スレとして立つようになった。なんJ特有の言い回しがお嬢様風に変換されるのが特徴。何かを実況するわけでもなく緩やかに進行する場合もあれば、野球実況をお嬢様口調で進行することもある。よろしくない展開の場合は男口調が出てしまうこともある。
変換例
そうだよ → そうわよ
草不可避 → ハーブ不可避ですわ、大ハーブ園不可避ですわ、ハーブ園開業不可避ですわ、など
アカン → いけませんわ
ファッ!? → おファッ!?
いいゾ〜これ → いいですわゾ〜これ
なんやこれ。
茶番は終わり
はい、お遊びはここまでにして、本日の本題であります。
お嬢様口調とは?
お嬢様口調ってアニメや漫画でよく聞きますよね。あれっていつからあるんでしょうか?気になったので調べてみました。
どうやら、「山の手の女言葉」が発祥らしい。
この山の手のお嬢様言葉の起源は、江戸時代の女言葉、一説には、江戸の山の手の芸者言葉あたりが起源の一つだなどと言はれてゐます。もし、それが真実だとすると、どうして芸者言葉がお嬢様言葉に影響を与へたのでしょうか。まだ確証は取れていませんが、興味深い説を他の方からお聞きしました。
明治の「鹿鳴館」時代の大臣職には、芸者衆を奥さんにもらつた人が多くいたとのことです。そのため、この時代に奥さんに収まつた芸者衆が、お嬢様言葉の生みの親及び育ての親となったのではないか、といふものです。
その真偽はともかくとして、お嬢様言葉というものは女学校を媒体として、明治時代から昭和初期にかけて一気に普及し、全盛期を迎へました。そして、それが文学の形で広く世に知られるきつかけとなったのは、少女小説の世界においてでせう。特に大正九年(1920)発行、吉屋信子著「花物語」は有名です。雅みやびやかなお嬢様言葉と、花をモチーフに綴られるセンチメンタルでリリカルな物語は、東京に限らず当時の多くの少女たちの心をときめかせるものでありました。
一方、このようなお嬢様たちは「よくつてよ」などと日本語には無い会話をしてゐる、とか、下層階級の言葉や芸者言葉が起源の下品な言葉遣ひだ、などと知識層から批判されてゐたさうです。
戦後、このやうなお嬢様言葉は次第に廃れてしまひました。そしてほとんど死語と化してしまふ……と思ひきや、文学や漫画やアニメ等の世界では「金持ちのお嬢様らしさをステレオタイプ的に表現する」ための役割語としてのみ、しぶとく生き残つて今日に至ります。
ちなみに、上記のサイトに詳しくお嬢様言葉について記されていますが、なんともこんなニッチなサイトがあるとは意外ですね。
お嬢様言葉の由来は山手なんで、東京ってことですかね。
有名なところだと、エースをねらえ!のお蝶夫人が使っていますよね。
女学校で流行した「てよだわ言葉」
明治時代になると女子の入学が認められるようになり、女学校も作られるようになりました。高等女学校に通ったのはある程度収入が高く家柄の良い家庭の娘(お嬢様)であり、女学校には独特のコミュニティが形成されました。その女学校で流行したのが「てよだわ言葉」。語尾に「〜てよ」「〜だわ」がつく特徴的な話し方でした。
しかしこの「てよだわ言葉は」、明治時代の知識人、マスコミには相当叩かれていたようです。いわく、
■下層階級の言葉である
■品格がない
■耳障りで乱暴
■卑しい言葉で使うべきではない
──などなど。これは意外ですね。現代では上品で育ちがよさそうなお嬢様の言葉として認識されているのに。
東京で発生した女学生言葉は全国に拡散し、1910年代には全国の女学校生も使うようになりました。戦前まで若い女性の間で大流行していたてよだわ口調は、敗戦後社会の構造が急激に変化したことと相まって廃れて行きました。華族制度は廃止され、財閥が解体され、由緒ある家柄・資産家のお嬢様は消えていきました。
もちろん現代でも貧富の差はあり、お金持ちのお嬢様は存在しています。ですが建前として日本人は皆平等となり、そのような生まれ育ちの人を区別する社会制度はなくなったのです。お嬢様は人々の観念の中にある幻想となりました。
〜ですわ、〜てよ? お嬢様言葉の起源『ヴァーチャル日本語役割語の謎』 | スチームパンク大百科S
こんな歴史があったんですねー。
ちなみにお嬢様言葉は絶滅しましたが、1970年代から少女漫画や小説で復活します。わかりやすく、古風な女性を表現するのにぴったりだったのかもしれません。
例を挙げると「エースをねらえ!」のお蝶夫人や「カードキャプターさくら」の大道寺知世とかですね。
皆さん、お嬢様言葉を使うキャラと聞いて誰を思い浮かべましたか?
ちなみに、私は「てーきゅう」の高宮なすのを思い浮かべました。どうでも良いけどね。
ザ・金持ちキャラのキャラ付けとして利用されていますね。
なんjで使われたお嬢様言葉も100年後には、また掘り起こされて、キャラ付けに使われるかもしれません。言語は進化して行きますからね。
あらっ!
いけませんわ!わたくし、少しお花を摘みに行きたくなってしまいましたわ。
それでは、殿方に御礼を言ってお別れしたいと思いますわ。
それでは、ごきげんよう〜