B! ゴロビシャ ネメシスの使い魔

嫉妬と女性の関係性

嫉妬という感情

クリエイター系やスポーツマンなどの才能が必要で、少数しか成功しない分野に関して言えば嫉妬するとこが多いですよね。

なぜ嫉妬をするのか?

 

成功したアスリートや経営者で途中で種目やビジネスを変えた人がいます。その理由は「自分では到底追いつけないようなすごい人や天才に出会った」から。「あの人にはかなわない」と悟った時、嫉妬は出てこないものです。

逆にいえば、嫉妬は「自分にだってできる!」と思う時に感じる感情。つまり、嫉妬するのは

相手を同レベルかそれ以下。または今は自分の方がレベルは下だが、相手より上のレベルに行けると思っている
相手の方が活躍していたり、評価されている
という状況がある時です。

ですから、欲求としては

自分の才能をフルに発揮したい
あの人以上に活躍したい
あの人以上に評価されたい
のがよくある状態です。

 

 

私は嫉妬はあまりしないというか、嫉妬する対象が憧れの存在になりますし、そうなろうとします。

おそらく、自分が格下だと思ってるから嫉妬しないんですね。しっかりと自分の状況や能力を客観的に見ることができれば嫉妬はしないのかもしれません。

防衛機制(ぼうえいきせい、defence mechanism)とは、受け入れがたい状況、または潜在的な危険な状況に晒された時に、それによる不安を軽減しようとする無意識的な心理的カニズムである[1]。欲求不満などによって社会に適応が出来ない状態に陥った時に行われる自我の再適応メカニズムを指す。広義においては、自我と超自我が本能的衝動をコントロールする全ての操作を指す。

元々はジークムント・フロイトのヒステリー研究から考えられたものであり[2]、後に彼の娘のアンナ・フロイトが、父の研究を元に、児童精神分析の研究の中で整理した概念である。

防衛機制には、発動された状況と頻度に応じて、健康なものと不健康なものがある[3]精神分析の理論では、防衛機制無意識(スーパーエゴ)において行われ、不安や受け入れがたい衝動から守り、自分の自己スキーマを維持するためになされる、現実の否認または認知の歪みといった心理的戦略であるとされる[4]

 

  • 同一視(Identification) - 自分にない名声や権威に自分を近づけることによって自分を高めようとすること。他者の状況などを自分のことのように思うこと。この同一視は他人から他人へ伝染する。

これですね。私は同一視する傾向にあると思う。

すごい人や憧れている人を見てその人になろうとする。まねる。それが私の防御規制であり、嫉妬なのかもしれない。

 

 

抑圧(repression) 不快な気持ちや考えを、無意識の中に押し込む
転移(displacement)、代理 欲求不満を感じたときに、本来の目標を、無意識のうちに別の目標に置き換える
昇華(sublimation) 性的な感情などを、社会的に有用な活動に転化する
補償(compensation) 劣等感、不満、不快を、別の方法で補うこと
退行(regression) 欲求不満が長く続いく時、年少期、幼児期の考えや行動に後戻りする
同一視(identification)、同一化 優れた人と自分と同一視し、その考え方や行動をまねる。(=取り入れ、取り込み)
否認 問題に対して、自分の中にそれが存在することを認めない
打ち消し 過去の行為や考えに伴う気持ちを、正反対の考えや行為によって取り消そうとする
分離(isolation)、知性化 自分の気持ちを直接意識したりせずに、知的認識や論理的思考によってコントロールする
逃避(escape) 不安を感じさせる場面、状況から逃げること。現実逃避
反動形成(reaction formation) 自分の思っていることと反対のことをする
投射(projection) 自分の考えていることを相手におしつけること
合理化(rationalization) 出来なかった事を、正当だと思うこと
置き換え、代償 抑圧された気持ちや考えを、別の(正しいと認められた)目標や行動に置き換える
分裂(splitting) 全てを善悪、正誤で割り切って考えてしまうが、しばしばその判断が変わる

 

Vaillantによる防衛機制の分類

防衛機制は、階層的に分類することができる。以下にヴァイラントの4分類に従って示す[5]

レベル1、精神病的防衛

自己愛的精神病的防衛とも

  • 転換(Conversion) - 抑圧された衝動や葛藤が、麻痺や感覚喪失となって表現される。手足が痺れたり、失立失歩(脱力し立ったり歩けなくなる)、声が出なくなる失声症視野が狭くなる、嚥下困難、不食や嘔吐などの症状が出る。
  • 否認(Denial)- 不安や苦痛を生み出すようなある出来事から目をそらし、認めないこと[5]。「抑圧」はその出来事を無意識的に追い払うものだが、「否認」は出来事自体が存在しないかのような言動をとる。特に「原始的否認」は分裂を強化するような性質の否認を指す。理想化や脱価値化は、原始的否認を背景とし、また否認を強化する。
  • 歪曲Distortion)- 内面ニーズを満たすよう外部の現実を再構成する[5]
  • 投影(Projection)- 自分の内面にある受け入れがたい感情や欲動を外部に写し出すこと[5]。これは明らかな妄想(迫害されるという被害妄想)の形を取る(精神病性妄想)[5]妄想的投影(Delusional projection)。
  • 分裂(Splitting, スプリッティングスプリット) - 対象や自己に対しての良いイメージ・悪いイメージを別のものとして隔離すること。「良い」部分が「悪い」部分によって汚染、破壊されるという被害的な不安があり、両者を分裂させ、分けることで良い部分を守ろうとする。抑圧が「臭いものにフタをする」のに対し、分裂は「それぞれ別の箱に入れて」しまう。分裂させた自己の悪い部分は、しばしば相手の中に「投影」される。
  • 躁的防衛(Manic defence) - 自分の大切な対象を失ったり、傷つけたりしてしまったと感じた時に生じる不安や抑うつなどの不快な感情を意識しなくするために行う。「優越感(征服感)」「支配感」「軽蔑感」の三つの感情に特徴づけられ、自分は万能であり相手を支配できると思い込んだり、逆に相手の価値をおとしめたりする。うつ気分を逆転させた躁の気分で抑うつの痛みを振り払おうとする。

レベル2、未熟な防衛[編集]

  • 行動化(Acting out)- 抑圧された衝動や葛藤が問題行動として表出すること[5]。具体的には性的逸脱行動自傷行為、自殺企図、暴言暴力過食拒食浪費万引き薬物依存アルコール依存などが挙げられる。
  • 途絶(Blocking)[5]
  • 心気症(Hypochondriasis)[5] - 深刻な病気への過度の心配や思い込みの状態
  • 取り入れ(摂取, Introjection)[5] - 投影と逆で、他者の中にある感情や観念、価値観などを自分のもののように感じたり、受け入れたりすること。特に他者の好ましい部分を取り入れることが多い。発達過程においては道徳心や良心の形成に役立つ。しかし度が過ぎると主体性のなさに繋がったり、他人の業績を自分のことと思い込んで満足する(自我拡大)、自他の区別がつきにくい人間となる。
  • シゾイド幻想Schizoid Fantasy)[5] - 内部や外部への葛藤を解消するため、妄想へと退化する
  • 理想化 - 自己と対象が「分裂」している状態で、分裂させた一方を過度に誇大視して「理想化」すること。分裂されたもう一方は「脱価値化」を伴う。高次の「理想化」は、対象の悪い部分を見ないようにすることで自分の攻撃性を否認し、それに伴う罪悪感を取り去るのに対し、「原始的理想化」は、対象の悪い部分に破壊されないようにその部分を認識しないようにする。
  • 受動的攻撃行動[5] - サボタージュなど。
  • 投影性同一視(Projective identification, 投影同一視投影同一化) - スプリッティングが働いている中で、自分自身の悪い部分を相手の中に写し(投影)、相手を支配している、または傷つけていると感じること。その時に投影されている側の人間に、投影された「悪い部分」(憎しみや怒り、軽蔑など)の感情が生まれるという現象が起こる。
  • 投影(Projection)[5] - 自分自身の中にある受け入れがたい不快な感情を、自分以外の他者が持っていると知覚すること。例えば、自分が憎んでいる相手を「憎んでいる」とは意識できず、相手が自分を憎んでおり攻撃してくるのではないかと思い恐れる、自分が性的な欲望を感じている異性に対し、相手が自分に情欲を感じていると思い、「誘惑されている」と感じたりする。
  • 退行(Regression)[5]- 耐え難い事態に直面したとき、現在の自分より幼い時期の発達段階に戻ること。以前の未熟な段階の低次な行動をしたり、未分化な思考や表現様式となる。不安な時に他人の話を鵜呑みにしやすくなったりするのも退行の一種だが、これは「取り入れ」をよく用いる発達段階に戻ったことでおこる現象である。退行には「病的退行」以外にも「治療的退行」、「創造的退行(健康的退行)」などがある。病的退行は持続的な機能の低下を起こさせるが、治療的退行は治療を施したことにより表出する、一時的、可逆的な現象である。
  • 身体化(Somatization) - [5]抑圧された衝動や葛藤が、様々な身体症状となって表れること。心気化。
  • 希望的観測

レベル3、神経症的防衛[編集]

  • 統制(Controlling)[5] - 周囲環境における出来事や対象を、過度に管理・統制しようとする。
  • 置き換え(Displacement)[5] - 欲求を本来のものとは別の対象に置き換えることで充足すること。
  • 解離(Dissociation)[5] - 苦悩を避けるために、自分のパーソナリティの一部を一時的だが徹底的に一部変更すること。遁走など。
  • 外在化(Externalization)[5]
  • 静止(Inhibition)[5]
  • 知性化(Intellectualization)[5] - 孤立の形をとる。感情や痛みを難解な専門用語を延々と語るなどして観念化し、情緒から切り離す機制。
  • 隔離(Isolation)[5] - 思考と感情、または感情と行動が切り離されていること。観念とそれに伴う感情とを分離するが、観念は意識において保持し、感情は抑圧することなどである。おかしな行為だと自分では気づいているがその行為が止められない、ある種の強迫行為と関わっていると考えられている。
  • 合理化(Rationalization)[5] - 満たされなかった欲求に対して、理論化して考えることにより自分を納得させること。イソップ寓話すっぱい葡萄』が例として有名。は木になる葡萄を取ろうとするが、上の葡萄が届かないため、「届かない位置にあるのはすっぱい葡萄」だと口実をつける。
  • 反動形成(Reaction formation)[5] - 受け入れがたい衝動、観念が抑圧され、無意識的なものとなり、意識や行動レベルでは正反対のものに置き換わること。本心と裏腹なことを言ったり、その思いと正反対の行動をとる。憎んでいるのに愛していると思い込んだり、愛他主義の背後に実は利己心があったりと、性格として固定されることも多い。
  • 抑圧(Repression)[5] - 実現困難な欲求や苦痛な体験などを無意識の中に封じ込め忘れようとすることである。その内容には観念、感情、思考、空想、記憶が含まれる。ジークムント・フロイトはこの「抑圧」が最も基本的な防衛機制と考えた。特に心的外傷体験(トラウマ体験)や、性的な欲求などの倫理的に禁止された欲求が抑圧されると考えられている。 否認との違いは、否認は実現困難な欲求や苦痛な体験を一時的に忘れるだけで、他人に指摘されるとその事に気付く。しかし抑圧は意識より深い心の深部(前意識無意識)にまで押し込められてしまう。そのため基本的には思い出せなくなってしまう。思い出すには努力が必要であり、それほど悪い観念でなければ簡単に思い出せるが(前意識からの思い出し)、強い抑圧は無意識にまで押しやられているので思い出すのは困難である。その代表例としては赤ちゃんの頃の記憶などがある。
  • 性的特徴化(Sexalization)[5]
  • 打ち消し(Undoing) - 罪悪感や恥の感情を呼び起こす行為をした後で、それを打ち消すような類似の、またはそれとは逆の行動を取ること。分離と共に用いられることが多い。
  • 社会的な上向き・下向きの比較
  • 逃避(Withdrawal)

レベル4、成熟した防衛[編集]

  • アクセプタンス(受容)
  • 愛他主義(Altruism)- たとえ自分が不利益を被っても、他人に代わって建設的な助けをする[5]
  • 先取り(Anticipation)- 将来の苦痛を予想する[5]
  • 禁欲主義(Asceticism)[5]
  • 勇気Courage
  • 感情の自己コントロール
  • 感情的レジリエンス
  • 許し(Forgiveness)
  • 感謝(Gratitude)
  • 謙虚(Humility)
  • ユーモア[5]
  • 同一視(Identification) - 自分にない名声や権威に自分を近づけることによって自分を高めようとすること。他者の状況などを自分のことのように思うこと。この同一視は他人から他人へ伝染する。
  • 慈悲
  • マインドフルネス
  • 節制(Moderation)
  • 忍耐(Patience)
  • 尊敬(Respect)
  • 昇華(Sublimation)[5] - 反社会的な欲求や感情を、社会に文化的に還元出来得るような価値ある行動へと置き換えること[5]。例えば、性的欲求を詩や小説に表現することなどである。
  • 抑制(Suppression)[5] - 意識的な衝動を、意識的もしくはほぼ意識的に延期する[5]
  • 寛容(Tolerance)

 

男の嫉妬と、女の嫉妬のちがいとは?


ひと言で嫉妬心と言っても、男性と女性では実はちがいがあるんです。ここでは、恋愛における男女の嫉妬のちがいに迫ります。

 

◇男性の嫉妬の特徴・3つ

 

☆嫉妬を言葉に出さない人が多い
嫉妬心を見せることが恥ずかしい、と思っている男性が多いので、イライラという形で見せる傾向があります。

ただし、態度には表れやすいので「嫉妬している」と女性からは気づくことが多いです。

 

☆怒りの形で嫉妬心が出やすい
男性の嫉妬心は悲しみではなく、怒りの形で感情が出てきやすいです。場合によっては、暴力的になってしまう人がいます。DVは嫉妬が暴力としてくる形のひとつと言えます。嫉妬心を見せたくないために、物に八つ当たりする場合もあります。

 

☆浮気された場合、怒りの感情は彼女に向くことが多い
恋人に浮気された場合、彼女の浮気相手ではなく、彼女に対して怒りの気持ちを向けることが多いです。浮気相手の男性よりも、女性(彼女)のほうが浮気したときに恨まれやすく、根に持たれやすいです。

 

◇女性の嫉妬の特徴・3つ

 

☆嫉妬の気持ちが何かしら言葉に出やすい

嫉妬心が生まれたときに女性はそれを言葉にしようとすることが多いので、自分の気持ちをイライラとともに言葉として吐き出すことが多いです。

ただし、場合によってはその女性の言葉が婉曲的になることがあり、男性に嫉妬心を気づいてもらえないときには「何で私の気持ちがわからないの!」と女性の怒りの導火線に火をつけてしまうこともあります。

 

☆凹みやすい
女性は嫉妬すると怒りの気持ちになることもありますが、それとは別に凹むことも多いです。「自分はなんて嫉妬深いんだ」「こんなにダメなんだ」というように凹んでしまって気持ちが沈んでいくことも多いのです。

 

☆浮気された場合、浮気相手の女性を恨みやすい
恋人に浮気された場合、浮気をした男性(彼氏)よりも、その男性が浮気した相手の女性を恨む傾向があります。もちろん浮気はダメですが、女性の浮気よりも男性の浮気のほうが元の鞘に戻りやすいのは、恨みの方向が相手の女性に向かうからと言えます。

嫉妬心の意味を理解する! 男と女の嫉妬にはちがいがあることが判明|「マイナビウーマン」

統計データ等を表示しておらず、本当かどうかわかりませんが、マイナビウーマンによればこのような違いがあるそうです。

嫉妬のイメージはなぜ女性?

七つの大罪(嫉妬)

七つの大罪は、4世紀のエジプトの修道士エヴァグリオス・ポンティコス(英語: Evagrius Ponticus)の著作に八つの「枢要罪」として現れたのが起源である。キリスト教の正典の聖書の中で七つの大罪について直接に言及されてはいない。八つの枢要罪は厳しさの順序によると「暴食」、「色欲」、「強欲」、「憂鬱」、「憤怒」、「怠惰」、「虚飾」、「傲慢」である。 6世紀後半には、グレゴリウス1世により、八つから七つに改正され、順序も現在の順序に仕上げられる。その後「虚飾」は「傲慢」へ、「憂鬱」は「怠惰」へとそれぞれ一つの大罪となり、「嫉妬」が追加された。そして七つの大罪は「暴食」、「色欲」、「強欲」、「憤怒」、「怠惰」、「傲慢」、「嫉妬」となった。 13世紀のトマス・アクィナスも、その著作の中で、キリスト教徒の七つの枢要徳と対比する形で七つの「枢要罪」をあげている。

七つの大罪とそれに比肩する悪魔と動物
大罪 対応悪魔 動物
傲慢(高慢) ルシファー[5] グリフォンライオン孔雀蝙蝠
憤怒(激情) サタン ユニコーンドラゴン
嫉妬(羨望) レヴィアタン マーメイド土竜
怠惰(堕落) ベルフェゴール[6] フェニックス驢馬
強欲(貪欲) マモン ゴブリン針鼠
暴食(大食) ベルゼブブ ケルベロス
色欲(肉欲) アスモデウス サキュバス山羊

 

レヴィアタン

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レヴィアタンヘブライ語: לִוְיָתָן liwjatan, ラテン語: Leviathan, 英語発音: [liˈvaiəθən] リヴァイアサン, 日本語慣用表記: レビヤタン[1])は、旧約聖書に登場する海中の怪物(怪獣)。悪魔と見られることもある。 「ねじれた」「渦を巻いた」という意味のヘブライ語が語源。原義から転じて、単に大きな怪物や生き物を意味する言葉でもある。

 旧約聖書 旧約聖書(『ヨブ記』『詩編』『イザヤ書』など)で、海中に住む巨大な怪物として記述されている。 神が天地創造の5日目に造りだした存在で、同じく神に造られたベヒモスと二頭一対(ジズも含めれば三頭一対)を成すとされている(レヴィアタンが海、ベヒモスが陸、ジズが空を意味する)。

ベヒモスが最高の生物と記されるに対し、レヴィアタンは最強の生物と記され、その硬い鱗と巨大さから、いかなる武器も通用しないとされる。世界の終末には、ベヒモス(およびジズ)と共に、食べ物として供されることになっている。

 

ヨブ記』によれば、レヴィアタンはその巨大さゆえ海を泳ぐときには波が逆巻くほどで、口から炎を、鼻から煙を吹く。口には鋭く巨大な歯が生えている。体には全体に強固な鎧をおもわせる鱗があり、この鱗であらゆる武器を跳ね返してしまう。

その性質は凶暴そのもので冷酷無情。この海の怪物はぎらぎらと光る目で獲物を探しながら海面を泳いでいるらしい。

本来はつがいで存在していたが、あまりにも危険なために繁殖せぬよう、雄は殺されてしまい雌だけしかいない。その代わり、残った雌は不死身にされている。また、ベヒモスを雄とし、対に当たるレヴィアタンを雌とする考えもある。

図像 その姿は、伝統的には巨大な魚やクジラやワニなどの水陸両生の爬虫類で描かれるが、後世には海蛇や(それに近い形での)竜などといった形でも描かれている。

他の怪物との同一視 『イザヤ書』に登場する海の怪物ラハブと同一視されることもあり、この場合、カナン伝説と同じ起源を持つ(七つの頭をもつ海の怪物リタン)。同時にバビロニア神話に登場するティアマトとの類似性が挙げられる。

 

ここから後世、後述のレヴィアタンを悪魔とする理解も登場した。 また、ユダヤ教の伝説では、アダムを女の姿で、イヴを男の姿で誘惑した両性具有のドラゴンだと考えられていた。 悪魔としてのレヴィアタン 中世以降はサタンなどと同じ悪魔と見られるのが一般化した。 基本的には、本来のものと同じく、海または水を司る者で外観も怪物とする。その一方で、一般的に想起されるような悪魔の外観を持つ場合もある。

 

元のレヴィアタンが何物の攻撃も通さない様に、悪魔としてのレヴィアタンは、どんな悪魔祓いも通用しないとされている。レヴィアタン大嘘つきで、人にとりつくこともでき、それを追い払うのは非常に難しいとされた。

特に女性にとりつこうとする。 悪魔学では、水から生まれた悪魔とされる。コラン・ド・プランシーの『地獄の辞典』に拠れば地獄の海軍大提督を務めており、また、悪魔の9階級においてはサタン、ベルゼブブに次ぐ第3位の地位を持つ強大な魔神とされる。

キリスト教七つの大罪では、嫉妬を司る悪魔とされている。また、嫉妬は動物で表された場合は蛇となり、レヴィアタンが海蛇として描かれる場合の外観と一致する。

大航海時代 大航海時代のヨーロッパの船乗りにとっては、レヴィアタンは船の周りをぐるぐる泳いで渦巻きをつくり、船を一飲みにしてしまうクジラのような巨大な海の怪物だった。

桶を投じることでレヴィアタンを避けることが出来ると信じられた。 象徴・命名 近代以降は、もっぱら海または水中の怪物や、それを想起させるような物(例えば戦艦・潜水艦)の名称や代名詞的な存在として、小説やゲームなどの創作物に登場するようになる。

現実の例としても、イギリス海軍の艦名に用いられている。 特殊な例としては、トマス・ホッブズの『リヴァイアサン』がある。ホッブズはこの著作の中で、社会契約によって形成された国家(コモンウェルス)のことを「大怪物」としてのレヴィアタンリヴァイアサン)になぞらえており、同時に、それは怪物というよりも、「人間に平和と防衛を保障する「地上の神」と言うべきだろう」とも述べている。

ティアマト

 ティアマト(tiamat)は、メソポタミア神話(シュメール、アッシリアアッカドバビロニア)における原初の海の女神。淡水の神アプスーと交わり、より若い神々を生み出した。

例として、ティアマトは恵みをもたらす巻き毛の男神ラフムと対をなす女神ラハムを生み出し、この兄妹は次世代の神々の始祖と呼ばれるアンシャルとキシャルを、更にアンシャルとキシャルは後に天空神となるアヌを始めとする新しい神、次世代の神々を生み出した。 彼女は原初の創造における混沌の象徴であり、女性として描写され、女性の象徴であり、きらきら輝くものとして描写される。

目次 1 概要 1.1 呼称 1.2 容姿 2 語源 3 エヌマ・エリシュ 3.1 あらすじ 3.2 天命の書版 3.3 優しさが招いた悲劇 4 ティアマトが生み出した11の怪物 5 脚注 6 関連項目 概要 ティアマトは神話の中に登場する女神で、特に神殿を設けたなどの歴史的信仰の事実は認められていない。一方、彼女の原型となった女神は名前が知られており、それはシュメール神話に登場する原初の海を神格化したナンムであったとされる。

ティアマトの神話体系には2つのパートの存在が示唆されている。最初のパートにおいては、ティアマトは塩と淡水の間で結ばれる「聖婚」により、平和裏に秩序を一連の世代を通じて生み出す創造の女神。『カオスとの戦い(Chaoskampf)』におけるティアマトは、原初の混沌の恐ろしさの具現化と考えられる。 呼称 ティアマトは後にヘレニズムにバビロニアの著述家ベロッソスの普遍史の第一巻に登場するタラッテー(Thalattē、ギリシャ語で「海」を意味するタラッサ(Thalassa)の変異形)として知られる。

このティアマトの名は、東方セム語であるアッカド語で書かれた元の神話のテキストから二次翻訳されたものと考えられる。というのも、『エヌマ・エリシュ』を筆写した一部のアッカドの書者が、普通の単語である「海」をティアマトに用いたためで、以来ふたつの名前はその関連の結果として本質的に同じものになった。 容姿 女神といっても、神話におけるティアマトは後に誕生する神々と違って人の姿を模しておらず、異形の姿を取ったその体躰は現在の世界を創る材料にされるほど巨大で、「大洪水を起こす竜」と形容された[1]。ほかにもいくつかの典拠は彼女をウミヘビ、あるいはと同一視し[6] 、以前にもその姿はドラゴンであると考えられていたが、神話や関連文献の中にそれを指し示す記述は存在しないことから現在では否定され、(明確ではないが)神話の中では水の姿と動物(おそらくラクダかヤギ)の姿との間で揺れ動いている。

語源 トーキル・ヤコブセン(英語版)とヴァルター・ブルケルトはいずれもアッカド語で海を指す単語のtâmtu(より古い形はti'amtum)と関連すると議論している[8]。 またブルケルトテティスと言語接触をなしていると続ける。彼はより新しい形であるthalatthがギリシャ語で海を意味するΘάλαττα (thalatta)もしくはΘάλασσα (thalassa)と明らかに関連していることを発見した。バビロニア叙事詩『エヌマ・エリシュ』のインキピットでは、「天も地も存在せず、アプスーすなわち淡水の大洋「第一の者、父」と、ティアマト、塩水の海、「全てを運んだもの」があった。そして彼らは「自分たちの水を混ぜ合った」とされている。メソポタミアでは女神たちの方が男神より年上であると考えられている。ティアマトの始まりは、水の創造力を持つ女性原理であり、地下世界の力とも等しく繋がりを持つナンムへの信仰を一端としていたのかもしれない。ナンムはエアあるいはエンキの登場に先んじている。

ハリエット・クラウフォードはこの「混ざり合う水」がペルシャ湾中部の地勢的な特色であることに気付いた。そこはアラビア帯水層に由来する淡水と、海の塩水が混ざる場所である。

この特徴はアラビア語でふたつの海を意味し、シュメールの創世神話が起こったとされるディルムンの遺跡のあるバーレーンではとりわけ顕著で、塩水と淡水の密度の違いによって水が分かれて流れているのが分かるほどである。 またTiamatは『創世記』第1章第2節に北西セム語の tehom (תהום) (深み、奈落の底)と同根語であるとも言われる[12]。 エヌマ・エリシュ 詳細は「エヌマ・エリシュ」を参照 バビロニア創世神話『エヌマ・エリシュ』は、マルドゥクの英雄性と天地創造に巻き込まれ落命するティアマトらの物語。 あらすじ ティアマトはアプスーを夫として多くの神々を誕生させたが、新しい世代の神々の騒々しさに耐えられず、ついに神々の殺害を企てる。

ところが、深淵を司る知恵の神エアの計略によって逆にアプスーが殺されてしまった。アプスーの上に住居を設けたエアがダムキナと結婚し授かった息子マルドゥクが、アヌによって贈られた4つの風で遊び騒ぎ立てたため、ティアマトは配下の神々からの批判もあり、夫を殺された復讐を果たすべくついに戦いを決意する。

ティアマトは「血ではなく毒」で満たした11の怪物たちを率い、その指揮官に息子であるキングーを指名し、「天命の書版」なる神威の象徴を託す。着々と戦いの準備を進めていると、神々により選ばれティアマト討伐に来たマルドゥクと対峙。しかし、マルドゥクの圧倒的な威容にキングーは戦意喪失してしまう。ティアマトは一人でマルドゥクに挑み彼を飲み込もうと襲い掛かったが、飲み込もうと口を開けた瞬間にマルドゥクが送り込んだ暴風によって口を閉じられなくなり、その隙を突いたマルドゥクはティアマトの心臓を弓で射抜いて倒した。

ティアマトを破ったマルドゥクは「天命の書版」をキングーから奪い、キングーの血を神々の労働を肩代わりさせるための「人間創造」に当て、ティアマトの死体は「天地創造」の材料として使うべくその亡骸を解体。二つに引き裂かれてそれぞれが天と地に、乳房は山に(そのそばに泉が作られ)、その眼からはチグリス川とユーフラテス川の二大河川が生じたとされる。こうして母なる神ティアマトは、世界の基となった。 天命の書版 「天命の粘土版」とも呼ばれる「天命の書版」は、全ての神々の役割や個々人の寿命が書き記された最高神が所持する代物。所持神が「天命の印」を押すことで、記述された内容が有効になると信じられていた[13]。

優しさが招いた悲劇 異形かつ新しい神々の敵対者として描かれたティアマトだが、彼女の性格は優しく寛大であったとされる。若い神々がうるさく騒いでも咎めもせず耐え、夫のアプスーが騒々しさに耐えかね神々を殺そうとした際にはそれをやめさせ、アプスーが単独で起こした神々一掃計画の件で騙し討ちに遭い殺害された時でさえ、ティアマトは新しい神々の味方だった。

最終的には戦うことになるも敗北し、夫の復讐を果たせず自身も死に至るという、彼女にとっては無念の結末であったかもしれないが、「世界」となってその行く末を見守る役についたことは、神々を生み出した大いなる母神としてふさわしい最期であったとも言える。 ティアマトが生み出した11の怪物 神々と戦うべくティアマトが生み出した「11の怪物(魔物)」と呼ばれる武装集団は、討伐に際し神々を大いに脅かしたが、ティアマトがマルドゥクによって討たれ敗北すると、ある者は処刑され、ある者は神々の配下となり、ある者は野へ下りたという。 ムシュマッヘ(七岐の大蛇) ティアマト自身とする説のある、7つ頭の大蛇、あるいは7匹の大蛇[14]。 ウシュムガル(龍) ムシュマッヘと同一視されるが、別存在であるとも言われている凶暴な竜[14]。 ムシュフシュ(蠍尾竜) 「バビロンの竜」として名高い神々の聖獣[14]。 ウガルルム(巨大な獅子) ティアマトの権力と軍勢の強さを示す怪物(古代メソポタミアにおいて、ライオンは王権を示す動物だったため)[14]。 ウリディンム / ウルマフルッルー(狂犬) 一般には狂犬だが、獅子人間とも解釈できる獰猛な犬。古代メソポタミアでは比較的メジャーな存在[14]。 ウム・ダブルチュ(嵐の魔物) ライオンの身体に鷲の頭と翼を持った姿で描かれた、神が使役する風の魔物の一種[14]。 ラハム / ラハブ(海魔) 海の嵐などを神格化したとされる海の魔物で、その名は「凶暴」の意[14]。 ギルタブリル / ギルタブルウル(蠍人間) 太陽神シャマシュと深い関係にある、マシュ山(双子山)の理性的な守護者[14]。 クサリク(有翼の牡牛) 『ギルガメシュ叙事詩』に登場する天の雄牛(グガランナ(英語版))と同一視される聖牛[14]。 バシュム / ウシュム(毒蛇) マムシか角の生えた蛇の一種(アッカドのバシュム / シュメールのウシュム)と考えられている[14]。 クルール(魚人間) 雄の人魚。今日の占星術における山羊座と結び付く。魚人間も古代メソポタミアでは普遍的な精霊で、エアの側近もアプスーとして名高い魚人間だった[14]。

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