怪獣の魅力
世界を見ても、これほど特撮が一般大衆に浸透した国は他にない。
私は、日本の良き文化だと思っています。
特撮にも、様々なジャンルがあるが、特にウルトラシリーズやゴジラといった怪獣物が広く流行ったのは面白です。
海外では怪獣はあまり人気ではないのだろうか?
確かに、モンスター物や恐竜なんかが出てくる作品は海外でも多くある。代表的なものではジュラシックパークが挙げられるでしょう。
しかし、日本では恐竜やモンスターといった具体的なものより、創作、伝承、自然現象そのようなものを具現化した形としての怪獣を生み出していった。ある種の神ともいえるのかもしれないですね。
日本は八百万の神がいて、世界でも中国に次いで妖怪が多い国である。日本の文化的にはそういったもののほうが、受け入れられやすく、愛されるのでしょう。
私も、怪獣ファンであるため、今回は私の好きな怪獣を紹介したと思います。
ウルトラシリーズ
ゼットン
この見た目で宇宙恐竜ってところがすごい。実際我々の想像をはるかに超えた生命体がいるかもしれないので、そんなものかと妙に納得できるデザインが素晴らしい。
ちなみに初代ウルトラマンのラスボスであり最強の怪獣でもあります。
プルトン
この奇妙な感じがたまらない…っ!!
深海生物でいそうですよね。宇宙は深海と似ていると言いますが、なんとなく、宇宙感があります。
井出隊員がコミカルな動きにもご注目です。
ガヴァドン
とても可愛い怪獣です。少年たちの落書きから生まれたというのもなんとも愛らしい。
しかし、ガヴァドンに二つの姿が…!?
ムルチ
帰ってきたウルトラマン屈指の名戦闘シーンを繰り広げた怪獣です。
ワンダバが流れ、土砂降りの中、ワンシーンのみのシームレスな戦闘には、どこか悲哀を感じさせます。
33話「怪獣使いと少年」は当時の差別問題をかなり直球に取り扱うなど、ショッキングなシーンがあるかもしれません。
ギエロン星獣
哀しき怪獣です。
故郷の星が人間の勝手な行いにより蒸発してしまいます。
その悲哀を感じさせる叫び声と美しい花園で繰り広げられる戦闘シーンはウルトラシリーズ屈指の名場面となっています。
エレキング
目がなく、ツノが生えている。しかも回る。不気味に笑う口の形がたまらない。
これらが絶妙にマッチした素晴らしいデザインです。
モデルが何かわかりませんが、私は電気ウナギだと思っています。
アイスラッガーで首を切断されるときの生々しさがとてもいい。怪獣が生きてるって感じがするんですよね。
バキシム
超獣の代表的な存在がバキシムです。
怪獣というよりも兵器としての意味合いが強いかもしれません。
このぷよぷよしさとトゲトゲしさ、ブルーとオレンジのカラーがたまりません。
他反対のアンバランスさを絶妙にマッチさせ、一つのデザインに収めてしまった素晴らしい超獣です。
完全生命体イフ
ウルトラマンマックスにて登場する怪獣です。
これは第4形態の姿になります。
ちなみに最終形態はこんな感じ
その名の通り完全な生命体で、よく2ch最強キャラ議論で登場するレベルには最強です。
第15話「第3惑星奇跡」は非常に素晴らしい出来です。当時小学生でしたが、リアルタイムで観た時は衝撃を受けました。
他のウルトラ怪獣が昭和の怪獣の中、唯一平成の怪獣になりますね。
ゴジラシリーズ
ゴジラ
怪獣と言えばゴジラ。キノコ雲のような頭、その肌はケロイド状になっている等かなり原爆を意識した怪獣となっています。
日本は唯一の被曝国ですし、また福島第1原発も水素爆発し、メルトダウンしてしまうなど、放射能に対する恐怖というものを間近に感じてきたが故に、ゴジラという放射能に対する畏怖の象徴とも言える怪獣を生み出したのでしょう。
終戦して間もない頃に公開された映画なので、今とは死に対する価値観が少し違うような気がしました。
また、当時の水準を考えると、円谷監督の特撮技術には驚かされます。
デストロイヤー
この、THEデストロイヤーって感じをそのまま体現した感じが良いですよね。
キングギドラ
ゴジラ映画ではかなり優遇されている怪獣な気がします。
頭が三つというデザインがすごいですよね。
ちなみに尻尾は2つです。
ビオランテ
植物の怪獣は珍しい。秀逸なデザインですね。このスケール感。やはり、デカイものにはトキメキますね。
ガメラシリーズ
ギロン
このいかにも残虐そうなデザインが良いですね。
モデルはサメかな?
ガメラ(平成)
平成ガメラは三部作構成で、ガメラも進化して行くため、作品ごとにガメラの外見が大きく変化するのが特徴です。
ギャオス
ギャオス。
平成版ギャオスは非常に生物チックな見た目となっており、実際にいてもおかしくないような怪獣です。
遺伝子は一対からなる完全な配列をしており、どんな環境にも適応できる生物となっています。怪獣というよりかは、モンスターに近いでしょうか。
ギャオスのようなリアル系の怪獣もエンターテインメントにおいては重要ですね。
もしかしたら、いるのかもしれないという妄想は何より楽しいものです。
レギオン
この作品はSF映画としても大変出来が良く、面白いので怪獣に興味がない人にも見てほしい映画ですね。
レギオンの設定も非常に凝っていて、よくできているなぁと感心してしまいます。
デザインも昆虫系統で怪獣にしては珍しいです。虫=弱いというイメージがあるかもしれませんが、レギオンは全く違います。
とても強い。そこが人々を魅了する要因でしょう。
イリス
これほどカッコよく、美しい怪獣は見たことがない。
怪獣というか、ロボットに近いですね。
ANUBIS Z.O.Eに登場するジェフティーというロボットに似ていて私の好みにガツンとくる素晴らしいデザインです。
非常に艶めかしくもあり、グロテスクであるそのデザインは人々を虜にして止みません。