カミダーリとは?
歴史的には庶民を惑わすものとして取締りをうけてきたことが,ユタの存在を隠微なものにしてしまったことも考えられる。ユタが霊的能力を備えるとされる現象をカミダーリ(憑依(ひようい)現象)といい,これを経ることがユタたる一つの特徴である。系譜関係の当否の判断をはじめとして近親の死者との橋わたしをするので,〈生きた祖先崇拝の維持者〉であり,〈神意診断役〉ともいえよう。…
本州にはたぶんないです。聞いたことがない。似たような症状はあるとは思いますが、カミダーリとは言いません。
非常に面白い現象だと思っています。
実際のカミダーリを見ると、統合失調の症状に似ていると感じました。
「自然崇拝」や「祖先崇拝」というような土着的な信仰に深く関わっているようです。
症状的にはいわゆる統合失調症に似ているが地元では「カミダーリが始まった」とみなしてあまり気にとめないらしい。
そこまで、深刻には受け取れらないらしい。悪い病気ではとみなされているから?
深刻になってきたら医者ではなく、「ユタ」のところにいく?年配の人はそうなのかもしれません。
「ユタ」とは神がかりな特別な才能をもったシャーマンみたいな人のことです。
カミダーリを何回も克服した人だけが優秀なユタになれるらしい。
原因はストレスによるものだそうで、大脳基底核に異常が出るそうです。
大脳基底核
大脳基底核(だいのうきていかく、英: basal ganglia)は、大脳皮質と視床、脳幹を結びつけている神経核の集まりである。大脳は基本的に外周部が灰白質(ニューロンの細胞体がある場所)である場所が多いものの、大脳の深い所にあるのにもかかわらず大脳基底核は灰白質である。哺乳類の大脳基底核は運動調節、認知機能、感情、動機づけや学習など様々な機能を担っている。
どうやらここに異常があるらしい。
カミダーリのお祓い?が効果があると言うことは統合失調症にも何かしら効果があるのかも知れない。
文化依存症候群
日本の対人恐怖症 、パリ症候群
アイヌのイム
マレーシアのアモック - 男性に多く、激しい悲しみや侮辱を受けたことをきっかけに周囲から引きこもり、物思いにふけったような状態となる。その後突然に武器を手にして外へ飛出し、無差別殺傷を起こし本人も自殺を企てる。正常に戻ると、殺傷していたときの記憶は失っている。
ジャワ島などのラタ - 最初に観察された文化結合症候群
韓国の火病
オーストラリアの身体醜形障害
北米・西欧に多い拒食症
ただし欧米化が進んでいる他の地域(日本など)でも見られる 17-19世紀のヨーロッパで流行した拒食症の一種anorexia mirabilis。
中国、東南アジアのコロー (koro)
南米のスストー
北米のオジブワインディアンのウィンディゴ
西アフリカ、ハイチに多いブフェ・デリラント
西アフリカの学生に多い脳神経衰弱症
イギリスの選択的摂食障害
統合失調症は難解すぎる
私には彼らが何を感じ、何が見え、何が聞こえているのかわかりません。
だからどのように辛いのか、怖いのか、ストレスに感じているのかを理解することができないのです。
他人の気持ちを正確に理解するのは当然出来ませんが、特に統合失調症に関しては本当に理解することが困難なのです。
しかし、理解しようとすることはできます。
彼らが辛く感じるのは理解されないことではないでしょうか。
理解できないにせよ、理解するよう努めることはできると思います。