見えている世界は一つじゃない
私が見ている世界は他の人には見えていないんだなぁと感慨深かったです。
私は色盲ではないですが、色盲の方とPowerPointを作成していまして、あぁこんな風に見えているんだと興味津々だったわけです。
白が薄緑色になっていたり、色の細かい違いなどを認識できないようです。
色盲の方が描いた絵
もう、感心しっぱなしで、かなり失礼なんですが、すごい面白かったんですよね。
大抵の人は3色色覚で見えているのですが、人によっては1色、2色しか見ることができません。中には4色色覚の人もいます。(紫外線を見ることができるそうです)
私たちが赤だと思っているものは本当に赤なのか?
不思議な感覚です。もしかしたらこれ赤じゃないかもとか、本当は黄色かもしれないし、緑なのかもしれないって疑問がどんどん出てくるんですよね。
確かめる方法はないというか、大抵の人がそれを赤だと定義しているから赤ということになっているんですけど、その大抵の人というのが4色色覚の人達になってしまえば、それは赤ではなく白になることもありうるのです。
色盲の苦労
基本的に少数派の人には厳しい社会です…
んー、別に可哀想だとは思いませんが残念ながら色盲が原因で職種が制限されてしまうんですよね。
例えば、電車の運転手や航空機のパイロットは採用されにくいですし、デザイナーや警察官も就業が困難と言われています。
こればかりは仕方ないのかもしれませんね。
ただ、私も趣味で絵を描いたりウェブデザインをしたりすることがありますから、参考になるなと感じました。
色盲のためのデザイン
ボタンをつけるにしても、色だけを変えただけでは色盲の人たちには利用しづらいかもしれません。
となると、cssでアイコン化したり、アニメーションをつけた方が分かりやすいでしょうね。
私の思想としては誰もがすぐに理解し、ストレスなく使えることが重要だと考えているのでこの辺りは特に意識しています。
ちょっと寄り道して話したいことがあります。
disるわけではないのですが、某ECサイトさんのウェブデザインを見るたびにゴチャゴチャしてるなーとか使いづらそうだなと思っていますw
赤色もいいんですけど、ちょっと目がチカチカしてしまいますよね。
ちなみに赤は購買意欲を刺激する色ですので、確かに理にかなってるとは思いますが、多様しすぎると注意が散漫になってしまい、何が大事なのかわからないですし、疲れてしまいます。
教科書なんかでも赤ペンがたくさん引いてあるものはあまり頭に入りませんしね。
色盲の話からだいぶ飛んでしまいましたが、色盲だけではなくて、誰にでも伝わりやすく美しいデザインが大事だよねってことを言いたかったのです。
最近、バットデザイン賞なるものをはてなブログで見かけたので紹介しておきますが、本当に酷いもんですよね。
https://note.mu/ori_io/n/n721e9694788b
デザインなんてどうでもいいだろと思っている人もいるとは思いますが、人間が情報を得ている大部分が視覚から取り入れられるものである以上、とても重要なものだと私は考えています。
なかなか、デザインも奥が深いですね。センスがない私はかなり勉強しなくては…