妖怪とポケモン
妖怪、うっ頭が…
ポケモンファンはこんな感じなのかもしれませんね。
今では、妖怪ウォッチブームも沈静化しました。
妖怪ウォッチは大ブームになりましたが、やはり、ポケモンは強い。
今回は、お互いが仲良くできるよう(?)妖怪とポケモンの接点を探りました。
妖怪がモチーフのポケモン
クチート
二口女がモチーフ
袴のような日本風のフォルムに後ろには大きな口。確かに、二口女っぽいですね。
二口女
二口女(ふたくちおんな)は、日本の江戸時代の奇談集『絵本百物語』(1841年)にある妖怪の一つで、後頭部にもう一つの口を持つという女性の妖怪。後頭部の口から食べ物を摂取するものとされる。
ニューラ
かまいたちがモチーフです。
猫のように扱われることが多いですが、モデルは妖怪「かまいたち」だそうです。
ベータ版のデータを見ると「かまいたち」がモデルだとわかりますね。どう見てもイタチですから。
鎌鼬(かまいたち)は、日本に伝えられる妖怪、もしくはそれが起こすとされた怪異である。つむじ風に乗って現われて人を切りつける。これに出遭った人は刃物で切られたような鋭い傷を受けるが、痛みはなく、傷からは血も出ないともされる。
「かまいたち」という言葉は「構え太刀」(かまえたち)の訛りであるとも考えられている。「いたち」という語から江戸時代中期以後、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』などに見られるように鎌のような爪をもったイタチの姿をした妖怪として絵画にも描かれるようになり、今日に定着している。
ニャース
アニメではいいポジションを与えられ、かなり恵まれたキャラクターですね。
ロケット団の一員として20年間以上テレビに出て愛され続けているキャラクターです。
知らない人がいないんじゃないかというぐらい有名キャラですね。
ライバルであるピカチュウが強すぎて埋もれてしまいがちですが…
ちなみに、下のちょっとキザなニャースはアローラ地方のニャースです。
現実世界で言うと、ハワイの固有種。
化け猫
化け猫(ばけねこ)は、日本の妖怪の一種。その名のとおりネコが妖怪に変化(へんげ)したものであるが、猫又と混同されることが多く、その区別はあいまいである。
日本各地に化け猫の伝説が残されているが、佐賀県の鍋島の化け猫騒動が特に有名である。
ネコが妖怪視されたのは、ネコが夜行性で眼が光り、時刻によって瞳(虹彩)の形が変わる、暗闇で背中を撫でれば静電気で光る、血を舐めることもある、
足音を立てずに歩く、温厚と思えば野性的な面を見せることもあり、犬と違って行動を制御しがたい、爪の鋭さ、身軽さや敏捷性といった性質に由来すると考えられている。
動物の妖怪譚はネコ以外にも、ヘビの執念深さ、キツネが持つ女性への変身能力、民話『かちかち山』などで人を殺すタヌキの凶暴性などがあるが、江戸時代に入って都市や町場が形成され、人間たちが自然から離れて生活することが多くなると、そうした野生動物の妖怪としての特徴が、人間の身近にいながらも神秘性を秘めた動物であるネコのものとして語られることが多くなり、次第に化け猫のイメージが作り上げられていったとの解釈もある。
また、化け猫の俗信として「行灯の油を舐める」というものがあり、江戸時代の百科事典『和漢三才図会』にも、ネコが油を舐めることは怪異の兆候とある。
これは近世、行灯などの灯火用に安価な鰯油などの魚油が用いられ、ネコがそうした魚油を好んで舐めたためと見られている。
また、当時の日本人の食生活は穀物や野菜類が中心であり、その残りを餌として与えられるネコは肉食動物ながらタンパク質や脂肪分が欠乏した食生活にあった。
それを補うために行灯の油を舐めることがあり、行灯に向かって二本足で立ち上がる姿が妖怪視されたものとの指摘もある。
こうしたネコの神秘性は、江戸時代の遊郭に勤めていた遊女のイメージとも結びつき、当時の草双紙などで人気を博していたキャラクター「化猫遊女」が生まれる元にもなった。
キュウコン
上がアローラの姿(現実世界的に言えばハワイなら固有種)タイプはフェアリー/氷
下が普通のキュウコンです。
タイプは炎タイプ
ロコンに「ほのおのいし」を使うことでキュウコンに進化します。
ちなみに、ポケットモンスターでは赤版緑版で出現ポケモンが違います。
何故ウインディが対になっているのかというと、ウインディのモデルが狛犬だからです。
神社に祀られているのは狛犬か稲荷様ですよね。
つまり、キュウコンのモデルは稲荷様でもあります。
九尾の狐
九尾の狐(きゅうびのきつね)または九尾狐(きゅうびこ)九尾狐狸(きゅうびこり)とは、中国神話の生物。9本の尻尾をもつ狐の霊獣または妖怪である。
中国の各王朝の史書では、九尾の狐はその姿が確認されることが泰平の世や明君のいる代を示す瑞獣とされる。『周書』や『太平広記』など一部の伝承では天界より遣わされた神獣であるとされる。
また一方では、殷の妲己や日本の玉藻前のように美女に化身して人を惑わす悪しき存在としても語られてきた。
稲荷の狐
妖怪ではありませんが、一応紹介しておきます。
お稲荷さん(稲荷神、稲荷大明神)は日本古来の神様で白い狐の姿をしていることがあります。
ウインディ
炎タイプ
ガーディに「ほのおのいし」を使うことでウインディに進化します。
ちなみに、ポケットモンスターでは赤版緑版で出現ポケモンが違います。
何故キュウコンが対になっているのかというと、キュウコンのモデルが稲荷様だからです。
神社に祀られているのは狛犬か稲荷様ですよね。
狛犬(こまいぬ)とは、獅子や犬に似た日本の獣で、想像上の生物とされる。
像として神社や寺院の入口の両脇、あるいは本殿・本堂の正面左右などに一対で向き合う形、または守るべき寺社に背を向け、参拝者と正対する形で置かれる事が多く、またその際には無角の獅子と有角の狛犬とが一対とされる。
飛鳥時代に日本に伝わった当初は獅子で、左右の姿に差異はなかったが、平安時代になってそれぞれ異なる外見を持つ獅子と狛犬の像が対で置かれるようになり、狭義には後者のみを「狛犬」と称すが、現在では両者を併せて狛犬と呼ぶのが一般化している。
ダーテング(コノハナ)
ダーテングのタイプは草/悪
コノハナに「リーフのいし」を使うことでダーテングに進化します。
名前の由来はダーク(悪タイプ)と天狗。
名前からしない天狗が入ってますからね。
天狗がモデルです。
ちなみに、ポケットモンスタールビー版サファイア版で出現ポケモンは異なり、ルンパッパ、ハスブレロと対の存在になっています。
両者ともに妖怪がモチーフですね。
天狗
天狗(てんぐ)は、日本の民間信仰において伝承される神や妖怪ともいわれる伝説上の生き物。一般的に山伏の服装で赤ら顔で鼻が高く、翼があり空中を飛翔するとされる。俗に人を魔道に導く魔物とされ、外法様ともいう。また後白河天皇の異名でもあった。
ルンパッパ(ハスブレロ)
タイプは水/草
ハスブレロに「みずのいし」を使うことでルンパッパに進化します。
ちなみに、ポケットモンスタールビー版サファイア版で出現ポケモンは異なり、ダーテング、コノハナと対の存在になっています。
両者ともに妖怪がモチーフですね。
モデルはカッパ
カッパ
河童(かっぱ)は、日本の妖怪・伝説上の動物、または未確認動物。
標準和名の「かっぱ」は、「かわ(川)」に「わらは(童)」の変化形「わっぱ」が複合した「かわわっぱ」が変化したもの。河太郎(かわたろう)とも言う。
ほぼ日本全国で伝承され、その呼び名や形状も各地方によって異なる。類縁にセコなどがいる。水神、またはその依り代、またはその仮の姿ともいう。鬼、天狗と並んで日本の妖怪の中で最も有名なものの一つとされる。具体例としては各地に残る河童神社、河童塚(鯨塚、道具塚と同じ)がある。
妖怪画で知られる鳥山石燕による河童体格は子供のようで、全身は緑色または赤色。頭頂部に皿があることが多い。
皿は円形の平滑な無毛部で、いつも水で濡れており、皿が乾いたり割れたりすると力を失う、または死ぬとされる。
口は短い嘴で、背中には亀のような甲羅が、手足には水掻きがあるとする場合が多く、肛門が3つあるとも言われる。体臭は生臭く、姿は猿やカワウソのようと表現されることもある。
両腕は体内で繋がっており、片方の腕を引っ張るともう片方の腕が縮み、そのまま抜けてしまうこともあるとされ、これは、中国のサル妖怪で、同様に両腕が体内で繋がっていると言われる「通臂猿猴」の特徴と共通している。
18世紀以前の本草学・博物学書上における河童のイメージは両生類的ではなかった。例えば、文安元年(1444年)に成立した『下学集』には「獺(カワウソ)老いて河童(カワロウ)に成る」とある。
また、『日葡辞書』の「カワラゥ」の項では、川に棲む猿に似た獣の一種と説明されている。
18世紀半ばに、山がなく猿に馴染みのない江戸の人びとに受容しやすい、カエルやスッポンに似せた両生類的な江戸型の河童のモデルが生まれ、19世紀には出版物を通じて全国に伝播し、置き換えられていったと考えられている。
亀人形態体
ウロコで覆われ、嘴があり、頭には皿を乗せている。頭の皿が割れると死ぬ、または力を失い衰弱する。
背中に甲羅があり手足に水掻きがある。絵画では、親指がない、爬虫類状の手をした姿で描かれることが多い。亀のように四本足で歩く絵も見受けられる。
絵の題材にされることは多いが、キュウリが好物という以外には、具体的に何をしたという特徴もない。
一般的な河童の想像図に近い反面、目撃談は意外に少ない。
類人猿形態
全身が毛に覆われている。口には牙があり、鼻の造形がはっきりしない。頭部にはくぼみがあり、そこに常に水を溜めている。頭部の水が乾くと死ぬ、または衰弱する。
手には親指があり、足にはかかとがある。相撲が得意でよく人間の子供と遊ぶ。存在する河童絵の3割程度は猿型だが、中には背中の甲羅が書かれていないものもある。
北海道のミントゥチがアイヌの古い伝承しかないのに対し、九州本土や五島列島、沖縄などでは近世・近代の目撃が非常に多い。昭和以降の目撃談にある「遠目には人間に見えた」とする印象に近く、甲羅を紐で結んでいる絵も多く見受けられるので、甲羅様の道具を蓑のように使っている人間であるとも考えられている。
ごくまれに、甲羅でなく蓑のようなものに背中を覆われている絵もある。九州では人間の歌や落石、倒木、ダイナマイトの爆破音を真似するという伝承がある。河童が人間を真似た歌は、節は奇麗だが言葉は不明であったとされている。
ノコッチ
ツチノコがモデルです。
ツチノコ(槌の子)は、日本に生息すると言い伝えられている未確認動物 (UMA)のひとつ。鎚に似た形態の、胴が太いヘビと形容される。北海道と南西諸島を除く日本全国で“目撃例”があるとされる。
ユキワラシ
モデルは座敷わらし。
座敷童
座敷童子(ざしきわらし)は、主に岩手県に伝えられる精霊的な存在。座敷または蔵に住む神と言われ、家人に悪戯を働く、見た者には幸運が訪れる、家に富をもたらすなどの伝承がある。
柳田國男の『遠野物語』や『石神問答』などでも知られ、『遠野物語』の17話・18話および『遠野物語拾遺』87話に「ザシキワラシ」または「座敷ワラシ」の表記で話が掲載されており、17話には「この神の宿りたまふ家は富貴自在なりといふことなり」「ザシキワラシは座敷童衆なり」と記述がある。
近年では、座敷わらしに会える宿として岩手県の「緑風荘」「菅原別館」「わらべ」などがテレビ番組や雑誌に取り上げられることでも知られている
オニゴーリ
別名「あみゅ」。犯罪ポケモンですね。
モデルは鬼。
鬼
鬼(おに)は、日本の妖怪。
民話や郷土信仰によく登場する。 日本語では逞しい妖怪のイメージから「強い」「悪い」「怖い」「ものすごい」「粗い」「大きな」「固い」という意味の冠詞として使われる場合もある。
「仕事の鬼」「相撲の鬼」といった比喩もあり、単独で罵倒として用いられることもある。
現在、一般的に描かれる鬼は、頭に二本、もしくは一本の角が生え、頭髪は細かくちぢれ、口に牙が生え、指に鋭い爪があり、虎の皮のふんどしや腰布をつけていて、表面に突起のある金棒を持った大男の姿である。
色は赤青黒などさまざまで「赤鬼」「青鬼」「黒鬼」などと呼称される。
鬼は元々はこのような定まった姿は持っておらず、後述する語源の「おぬ(隠)」の通り姿の見えないこともあった。
また変身能力があり、見目麗しい青年や美女の姿で現れて若い男や女を誘ったり、化かす相手の家族や知人に化けることができる。
鬼は一般には、人に危害を加え、さらに人を食べてしまう存在とも考えられていた。
時に「○○童子」と名付けられた事もある。 地獄において閻魔王の元で亡者を責める獄卒としての鬼のイメージもあった。
また、日本の各地にはその昔、鬼が住んでいたという伝説が残る山が多い。 「悪い物」「恐ろしい物」の代名詞として利用されることの多い鬼ではあるが、例えば鳥取県伯耆町(旧日野郡溝口町)では、鬼が村を守ったとして「強い物」とし崇めている、青森県の岩木山では鬼の善行に感謝して、鬼を神社の「神」として祀っているなど、これらの他にも日本の各地には鬼を善的にとらえ、また畏敬の念で見ている例が少なくない。
広くには、節分の豆まきに見られるように、鬼が厄災をもたらすとする信仰が根強いが、まったく逆に、鬼が悪霊を追い払い、人に幸福をもたらしてくれる存在と考えている例も少なからず見られる。
一方、中世の能楽の世界では、鬼を人の怨霊と化したものか、地獄のものとする例が多い。
昔話の中の鬼は、一種の英雄談のなかで定型的に懲らしめられる悪者の役を負わされている事が多い。鬼が悪者であったとする現代の鬼の一般的イメージは、ここから広まった部分が大きいとも言われる。
以上、日本の鬼は「悪」から「善」や「神」まで多様な現れ方をしており、特定のイメージで語ることは困難である。単純に悪者、とはできない。
ただ、「怖ろし気」「力強く」「超人的」のイメージは多くの鬼に共通している様である。
また鬼は端的にいえば、想像上の鬼と他方、鬼や鬼の子孫とみなされ或いは自称した実在の人達の存在があったといわれ、ただ実際に鬼として語られていたものは、この両者のイメージが混じり合ったものが少なくなかったというのが、民俗学における通説である。
ユキメノコ
雪女がモチーフです。
タイプも氷/ゴーストとそのまんま雪女ですよね。
ユキオンナではなく、女の子(メノコ)ってところがいいですよね。
雪女
雪女の起源は古く、室町時代末期の連歌師・宗祇法師による『宗祇諸国物語』には、法師が越後国(現・新潟県)に滞在していたときに雪女を見たと記述があることから、室町時代には既に伝承があったことがわかる。
呼び方は違えど、常に「死」を表す白装束を身にまとい男に冷たい息を吹きかけて凍死させたり、男の精を吸いつくして殺すところは共通しており、広く「雪の妖怪」として怖れられていた。
雪女は『宗祇諸国物語』をもとにした小泉八雲の『怪談』「雪女」の様に、恐ろしくも美しい存在として語られることが多く、雪の性質からはかなさを連想させられる。
最後に
この他にも妖怪がモチーフのポケモンはあるかもしれません
もし、わかる方がいればコメントをくださるとありがたいです。