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日本の先住民族一覧!妖怪土蜘蛛の正体は先住民族?

日本の先住民族

沖縄人(南西諸島 南方系)
阿麻美人(=あまみじん 南西諸島 南方系)
熊襲(=くまそ 南九州 南方系)
隼人(=はやと 南九州 インドネシア系)
安曇(=あぐも 北九州 インドシナ系)
肥人(=くまびと 西九州 南方系)
国楢(=くず 四国 畿内大和から関東 土蜘蛛と同族)
佐伯(北陸から関東)
土蜘蛛(=つちぐも 関東から西日本 ツングース系ウイルタ)
八束脛(=やつかはぎ 関東 土蜘蛛と同族)
越人,高志人(=こしじん 裏日本 ツングース系)
蝦夷(=えみし 東日本 主としてツングース系)
毛人(=えみし 東日本 苗族系とオロチョン族の混血か 蝦夷と一部同族)
粛慎(=みしはせ 裏日本北部 ツングース系 エミシと重なる)
労民(=ろうみん 東日本 オロチョン)
穢多(=えた 東日本 ウイルタの蔑称)

渡島蝦夷 渡島狄(=おしまえびす 青森から北海道にかけてのアイヌ
蝦夷(=えぞ 北海道 アイヌ )
日の本(千島列島 コロポックル)

妖怪の正体は先住民族

有名どころでは土蜘蛛でしょうか? 

 

土蜘蛛(=つちぐも 九州・近畿・関東甲信越 ツングース系ウイルタ)
八束脛(=やつかはぎ 関東 土蜘蛛と同族)

国楢(=くず 四国 畿内大和から関東 土蜘蛛と同族)

 

土蜘蛛

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土蜘蛛、(つちぐも)は、上古の日本において朝廷・天皇に恭順しなかった土豪たちを示す名称です。

各地に存在しており、単一の勢力の名ではありません。

「つちぐも」は、天皇への恭順を表明しない土着の豪傑・豪族・賊魁などに対する蔑称でした。

土雲とも表記される。また同様の存在は国栖(くず)八握脛、八束脛(やつかはぎ)大蜘蛛(おおぐも)とも呼ばれます。由来としては「つか」は長さを示す単位であり、八束脛はすねが長いという意味です。足が長いってことですね。

近世以後は、蜘蛛のすがたの妖怪であると広くみなされるようになりました。

生態

山野に石窟(いわむろ)・土窟・堡塁を築いて住み着き、横穴のような住居で暮らしてた様です。

見た目

「神武紀」では土蜘蛛を「身短くして手足長し、侏儒(ひきひと)と相にたり」と形容し、『越後国風土記』の逸文では「脛の長さは八掬、力多く太だ強し」と表現。

 

身長は低いのに、手足は長い…

また、力もあり、洞窟や土の中で暮らす。

 

肉食獣は胴が短い。つまり腸も短い。これは肉の栄養分だけを吸収し、毒素を吸収する前に排泄する為です。

反対に草食獣が胴や腸が長いのは、栄養価の低い草や穀物を食べているからです。つまり栄養価が低い野菜・穀物の養分をギリギリまで摂取する必要がある。だから腸が長くなった。そして胴も長くなったと言えます。

胴が長い人は肉ばっかり食べていると毒素も吸収し癌になり易い。癌にならない為に、段々と腸が短くなる。つまり、胴が短くなったと考えられます。

そう考えると狩猟民族だった縄文人って、胴が短く手足が長かったと言えます。逆に農耕民族の弥生人は胴が長かった事になります。だとしたら妖怪とされる土蜘蛛は縄文人の特徴そのものですよね。

しかし、最近の論文だと、縄文人胴長短足だった説がある様です。 

ということは、別の民族?

縄文人は元来、南方から移り住んだ人々と考えられていましたが、どうやら北方から来たそうなのです。

 縄文時代の人は「胴長短足」だったとする研究論文を国立科学博物館などのチームがまとめた。縄文人の起源は寒冷な地域の北方説と温暖な地域の南方説に分かれており、これまでは南方説が有力で、手足は長かったと推定されていた。縄文遺跡から見つかった人骨の計測で、北方説を支持する結果が出たという。

 一般的に、温暖な地域では胴体に比べて手足が長く、寒冷な地域では短くなると考えられている。

 研究チームは、北海道から九州までの20の縄文遺跡から出土した人骨63体と、寒冷な北東アジアから朝鮮半島経由で九州周辺にやってきた渡来弥生人の人骨27体を計測。胴体の長さや腰の幅に対する手足の長さを比べたところ、縄文人と渡来弥生人の間に統計的な差はなく、どちらも胴長短足型だったという。

縄文人は胴長短足、北方起源 国立科学博物館などが論文:朝日新聞デジタル

南方から来た狩猟民族は一体何だったのか…

背が低くて、手足が長くて、筋肉質で、彫りが深くて外国人みたいな人はもしかしたら、土蜘蛛の子孫かもしれませんね。

歴史上の土蜘蛛

史料の上での登場は神武天皇の時代以後で、『古事記』『日本書紀』に記されている神話の時代には登場していない。

その分布領域は、豊後国4箇所、筑後国1箇所、肥前国7箇所、肥後国1箇所、日向国1箇所、大和国5箇所、越後国1箇所、常陸国3箇所にわたり、九州・近畿・関東甲信越と各地に点在している。その首長名とおもわれる名前が33名あり、そのうちには名前に「女」(め)や「媛」(ひめ)などが使われている点から女性であろうと見られる土蜘蛛も8名いる。

陸奥国風土記』にも8名の土蜘蛛の名前があげられており、うち2名は女性とおもわれ、これを加えるとそれぞれ41名、うち女性?10名(国栖も土蜘蛛に含む)

「つちぐも」という名称は「土隠(つちごもり)」に由来していると考えられており、該当する土豪の一族などが横穴のような住居で暮らしてた様子、穴に籠る様子から付けられたものであろうとされている。

 

上古の時代、朝廷に恭順をしない存在は鬼や土蜘蛛と呼ばれ、朝廷から蔑視されると共に畏怖されていた。

 

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