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芥川龍之介の病気について探る芥川龍之介の作品を読んでみよう

芥川龍之介

芥川龍之介の作品は、初期と晩年でかなり違うといわれる。

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晩年
自殺を考えていたのか、自分のこれまでの人生を見直したり、生死を取り上げたりした作品が多く見られる。初期より晩年の方を高く評価する見解も示されている。『一塊の土』など、これまでと比べ現代を描くようになるが、台頭するプロレタリア文壇にブルジョア作家と攻撃されることとなる。このころから告白的自伝を書き始める(『大導寺信輔の半生』『点鬼簿』など)。晩年の代表作『河童』は、河童の世界を描くことで人間社会を痛烈に批判しており、当時の人々に問題を提起した。

『歯車』の内容から、晩年には自分自身のドッペルゲンガーを見たのではないか、また、片頭痛あるいはその前兆症状である閃輝暗点を患っていたのではないか、という説がある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/芥川龍之介


生い立ち

学業や社会貢献で周囲の期待に応え続けることでしか自分の存在価値を保てなかったタイプです。

しかし、精神は常に厭世的で、作品も不条理を描くものが多く、自分の心情と存在意義とのギャップに苦しめられたのだと思います。
その結果、漠然とした不安から自殺しました。

晩年は様々な精神的病気を患っていたようです。

ドッペルゲンガーを見る

歯車のような幾何学的光が見てるなど

 

芥川に限らず、ドッペルゲンガーを見る、自分が自死する幻覚を見る、金縛りにあって悪霊らしきものに責められるとかの異常体験や自殺願望&行動は鬱病の症状として一般的です。

閃輝暗点

閃輝暗点(せんきあんてん)もしくは閃輝性暗点(せんきせいあんてん)とは、片頭痛の前兆現象として現れることが多い視覚の異常で、定期的に起こる場合が多い。
芥川龍之介の小説『歯車』のなかで、龍之介が激しい頭痛と共に目にしたと記述している「歯車」はこの閃輝暗点だと言われている。

まず、視覚障害が起きる。突然、視野の真中あたりに、まるで太陽を直接目にした後の残像のようなキラキラした点が現れる。視界の一部がゆらゆら動きだし、物がゆがんで見えたり、目の前が真っ暗になったり、見えづらくなる。その後、みるみるうちに点は拡大していく。ドーナツ状にキラキラと光るギザギザしたガラス片や、ノコギリのふちのようなもの、あるいはジグザグ光線のような幾何学模様が稲妻のようにチカチカしながら光の波が視界の隅に広がっていく。これは無数の光り輝く歯車のような点が集まり回転しているようでもあり、視界の大部分が見えなくなることもある。これらの視覚的症状は短時間に進行する。そしてこの閃光と暗点は5分から40分ぐらいで広がって、視野の外に出て消えていく。この症状は目を閉じていても起きる。症状が治まった後、引き続いて片頭痛が始まる場合が多い。この後に頭が割れてしまいそうな激しい片頭痛が3〜4時間続き、強烈な吐き気・嘔吐などを伴うことが多い。

これら症状は若年の場合、年齢と共に回数も減りそのうちにほとんど起こらなくなる。

中年の場合で、閃輝性暗点だけあって、その後に頭痛を伴わない場合は、まれに脳梗塞、脳動静脈奇形、脳腫瘍や、血栓による一過性の脳循環障害が原因である可能性がある。

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https://ja.wikipedia.org/wiki/閃輝暗点

 

青空文庫で芥川作品を読もう

https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person879.html

 

地獄変

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芋粥

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杜子春

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歯車

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歯車を読むとかなり病状が詳しく書いてあります。

 

羅生門

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河童

https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/45761_39095.html

 

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蜘蛛の糸

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手巾と侏儒の言葉

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