アナーキズム
無政府主義とも訳される。「 アナーキー」の語源は古代ギリシア語で「支配する者のない」を意味する。
無政府状態なんて言うと野蛮で、仰々しい感じがしますが、以外に面白い思想です。
皆さんも経験あると思います。人から強制されるとやる気なくしたり、逃げ出したくなりませんか?
権力者からの支配があったほうが良いという考え方も当然ありますが、なぜ国の言うことを従わなくてはならないのでしょうか。社会契約説なんてものがありますが、皆さんは国に権利を信託しますという契約書を持っていますか?
私は国に従いますがw納得のいかないことって多々あるんじゃないでしょうか。アナーキズムというのは国が決めるより、我々で決めればいいだろうっていう考え方もあります。
例えば、日本には(ほかの国も大抵同じですが)憲法や刑法という法があります。
これらは公法と呼ばれる分野の法になります。
憲法は権力者を抑制する機能を持ち合わせており、憲法学の世界では厳密には国民に対し義務を課していないということになっていますが、実際には国民の三大義務なんてものが社会科の教科書に書かれていますよね。
刑法なんかはわかりやすいと思います。国が犯罪者に対してどれだけ嫌だろうが刑罰を下すことができます。
このように国が私人に対して何かしらの制限を与えている方のことを公法といいます。
それに対し、私法と呼ばれる方があります。こちらは民法や商法といったものになります。
アナーキズムでは公法は不要で、私法だけでうまくやっていけるのではないかと考えます。国を介さなくても我々で決めればいい。その方がうまくいく。
民法一条に
第1条
こう書いてあります。これでいいじゃんってことですね。私権、信義則、権利の乱用
この通りに動ければ確かに公法は必要ないかもしれません。
実際、東日本大震災のような未曾有の事態であっても北斗の拳みたいにはなりませんでしたしね。
国家、政府が無くとも良い
国家がなくても組織を維持することは可能で、国家はむしろ有害になる可能性もあります。
国家で考えるより、会社で考えるとわかりやすいかもしれませんね。
変な社内文化とか仕来りとかありますから。
権力者の好き勝手できてしまうようであれば、アナーキーのほうがよほどいいと思います。
会社に属さないそんな生き方にも魅力があると思いますね。